へこむかどうかは自分で決めるというマインド
ありのままの自分で少しだけ日常を変える、素敵な考え方に出会いました。
それが『へこむかどうかは自分で決める』です。
これまで僕は、誰かに嫌な態度を取られたら自動的にネガティブな気持ちになっていました。
人間関係の啓発本では"それは他人に期待や依存をしているからだ"という意見があったりしますね。
でもこの考えは自分に変化を与えてくれませんでした。
僕は楽しいコミュニケーションが生活を豊かにすると思っていて、どんな人ともそれができることを心の底で願っているからです。
自分の感情にリーダーシップを持つ
そして出会ったのが『へこむかどうかは自分で決める』です。
これは同じ会社に勤める年下の男の子が言っていました。
彼は数年前、理不尽でヒステリックな上司の元で働いていて、間違いを過剰に責められたり言うことなすこと否定されたりしていました。
そのとき彼が思っていたのが「いや…へこましたくて言ってるんだろうけど、へこまねぇよ?へこむかどうかは俺が決めるから。」だそうです。
責められ続けたら自己嫌悪に陥って当然と思っていた僕にとって、これは衝撃でした。
だって、何があっても落ち込むかどうかは自分で決められるんですから。
それは自分の感情に自分自身が強いリーダーシップを持つということです。
逆にこのマインドがなければ、自分の感情を外因に支配させることになります。
"落ち込むかどうか"以外にも
- 緊張するかどうか
- 怒るかどうか
- 嫌うかどうか
など、あらゆるネガティブな感情を持つor持たないの判断を自分で下せばいいのです。
この考えを取り入れると次の3つの変化がありました。
リカバリータイムがいらないから時間の使い方が生産的になる。
ストレスが溜まると、それを紛らわすために暴飲暴食したり無目的に動画コンテンツをだらだら見たりしてしまいます。
マイナスに振れた感情をリカバリーするために余暇時間を浪費してしまうイメージです。
でも、そもそもネガティブな感情を持たないことを選べるようになった僕にはリカバリータイムが必要ありません。
空いた時間で生産的でチャレンジングな活動に取り組めるようになりました。
僕は家でお酒を飲むことがなくなり、代わりに英会話の勉強を始めました。
ネガティブな感情がゼロになるから、些細な幸せや感謝したいことに気付く
ネガティブな感情を抱えているときは、犯人探し・自分を満たしてくれるもの探しに意識が向きがちです。
でもそれがなくなることで、有難いこと・愛おしいものを感じるアンテナが敏感になり、日常の幸福感が確実に上がりました。
穏やかでいられるから人間関係が良くなる
精神的に落ち着いていられるので不機嫌な態度を取ることがありません。
余裕を持って周りに気遣いができます。
家族との仲も以前より良くなりました。
自分の感情の舵取りをする。
言うのは簡単でも、なかなか無意識レベルで実践できることではありません。
僕の場合、この話をしてくれた彼の陰を借りることでモノにできたと確信しています。
これまでの脳内回路は
- 何かが起こる
- 反射的に感情が生まれる
だったのが、
- 何かが起こる
- 頭の中で、彼が「それってイラつく必要あります?」と聞いてくる
- 「うん、ないね」と一旦ジャッジを挟む
- 冷静なまま対処する
という状態に変わりました。
ボクシングのセコンドのような存在が頭の中にできたことで、自分一人ではできなかった判断工程を得られたのです。
尊敬する人との会話ってやっぱり有益で楽しい!と思った次第でした。